経糸録

100%真実が記述されていますが、真実の100%とは限りません

黒軸のすゝめ

おお我ら茶軸を滅ぼせ高校校歌

ではなく、黒軸のすゝめです。茶軸のネガキャンではありません。ひたすら黒軸の優位性を書き連ねる記事です。

まず赤軸 静音赤軸 青軸 茶軸 銀軸 クリア軸は皆様ご存知ですね?そしてこの記事で勧奨される黒軸。Cherry MXシリーズのラインナップです。

グループ分けとしてはリニアの赤軸/静音赤軸/銀軸/黒軸、タクタイルの茶軸/クリア軸、そしてクリックの青軸です。ラインナップが広いのは赤軸と青軸の二大巨頭でしょうか。比較的マイナーな黒軸をおすすめする記事ですので面倒事が嫌いな人は回れ右です。

では始めましょう。

まず青軸のクリック感とか青軸程ではないにせよクリック感が欲しい人にリニアの黒軸は向きません。回れ右です。リニアでも銀軸を選ぶあなたは銀軸がお好きなのでしょうし、静音赤軸を選ぶあなたは音を気にして選んだのでしょうからあまり関係のない話でしょう。黒軸も打ち方次第では静かですけどあんな重いキーを静かに打つなら赤軸でいいと思うので回れ右。ではこの記事はなにを言いたいかと言うと、「赤軸買ったけど軽すぎてやだ」というあなたに黒軸という選択肢を提示します。

最初のグループ分けに示すとおり、赤軸/静音赤軸/黒軸は同じリニアスイッチで、引っ掛かりがなく押し始めから底付きまですんなり沈むタイプです。赤軸が軽いやつ、静音赤軸が静かなやつ、黒軸が重いやつくらいの認識でいいでしょう。ちなみに銀軸は赤軸より軽くて反応ポイントもストロークも浅いです。

で、赤軸叩いて思いませんか?「軽すぎる」って。

あたしはキータッチが強い方で、叩いて跳ね返った指で次のキーを叩きに行くので重くて反動も強いキーボードがすきなんですよね。滑るように打つタイプじゃないんです。で、赤軸を叩いて思いました。「軽すぎる」って。軽すぎる以外はいい感触なんですけど、軽すぎるんですよ。致命的に。

で、黒軸の出番です。重いんですよ、心地よく。叩けばしっかり反応するしキーストロークも4mmと浅くはない。元々使ってたメンブレンが5mm近くあったのでちょっと浅いんですけど、重いのでまず底付きするほど叩きません。リニアなので押し込むと重くなっていきますし。本当に心地いい。重いなりにバネの反動も強いので叩いて離すと跳ね上がってくる。これが気持ちいい。素晴らしい。なんでこれが支持されないのか理解できない。赤軸が軽いと思ったら黒軸にしなさい。これが本旨です。赤軸の軽さにむかつきませんか???むかつきますよね?むかつかないなら赤軸が合ってるんだと思います。あたしはむかつきました。それはそれはもう、茶軸の次に赤軸を滅ぼすべきだと思うくらいに。まあテンキーは赤軸なんですけど。利き手じゃない左手で腕伸ばして打つので黒軸だと重すぎるんですね、うるさいので近々静音赤軸に取り替える予定ですが。

赤軸と黒軸は重さ以外同じで、本当に重さしか変わらないんですよ。キーボードの打ち心地がキートップやら材質やらに影響されるとはいえスイッチの重さは上質な質感に直結します。黒軸を買え。赤軸が軽いと思ったなら黒軸を買え。黒軸はいいぞ。まあ今使ってるARCHISのRetro Progress TKLは赤 青 黒のラインナップから黒だけ生産終了になりましたが。本当に上質な打ち心地なので在庫があるうちに買いましょう。

黒軸のすゝめとか銘打ちながら言うことは赤軸が軽いと思うなら黒軸を買えしかないんですね。ただ黒軸のラインナップがあるキーボードは多くないのでスイッチ総取替とかしたくないなら赤軸に慣れましょう。以上、月報じゃない記事を書こうという思いつきでした。またいつか。